ミラーレスカメラで
イルミネーションを撮影する方法
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こんにちは!冬の季節になると、街は美しいイルミネーションで彩られ、撮影に出かけたくなりますよね。特にミラーレスカメラは軽量で持ち運びやすく、イルミネーションの撮影にぴったりです。
今回は、ミラーレスカメラを使って街のイルミネーションを上手に撮影するためのコツを紹介します。さらに、クロスフィルターやソフトフィルターを使った撮影テクニックもご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
1. イルミネーションの撮影におすすめの設定
イルミネーションは、明暗のコントラストが大きいため、カメラの設定が重要です。以下の設定を参考にしてみてください。
- シャッタースピード: イルミネーションの光をしっかりと捉えるためには、長時間露光(シャッタースピードは数秒程度)が必要です。具体的には、1~3秒のシャッタースピードがおすすめです。ただし、動いている光(例えば車のライトや人々)を撮影する場合は、少し速いシャッタースピードが必要になります。
- 絞り(F値): イルミネーションのきれいなボケ味を作りたい場合、絞りはF1.8〜F4程度に設定しましょう。開放絞り(F1.8やF2.8)にすると、背景のイルミネーションが丸ボケになることがあり、幻想的な雰囲気を演出できます。
- ISO感度: イルミネーションの撮影では、ISO感度は低め(ISO100〜400)に設定しましょう。高すぎるとノイズが増えてしまうので、できるだけ低い設定で撮影するのがポイントです。
お手軽設定
気軽にとるのにおすすめな設定は、
- 露出モードをマニュアルに設定
- シャッタースピードは1/60~1/125に設定。
- ISO感度はオート
- 絞りは、とりあえず一番小さい値。
- レンズは24-70mmF2.8や明るい単焦点など。
背景にイルミネーションを入れてぼかしたいときは絞りの値を小さく、遠くまでしっかりピントを合わせたいときは少し大きく。あとはカメラまかせ。
2. 三脚を使ってブレを防ぐ
長時間露光を行う場合、カメラのブレを防ぐために三脚を使用することが大切です。手持ちで撮影すると、シャッタースピードが遅いため、カメラの揺れでブレてしまいます。三脚を使うことで、安定した写真を撮ることができます。
もし三脚が手元にない場合、安定した場所にカメラを置いて撮影するか、カメラの手ブレ補正機能(ボディ内手ブレ補正やレンズ内手ブレ補正)を活用すると良いでしょう。
3. フォーカス設定を工夫しよう
イルミネーションの撮影では、オートフォーカス(AF)でピントがうまく合わせられないことがあります。特に暗い場所ではAFが迷いやすくなるので、マニュアルフォーカスに切り替えてピントを合わせるのがベストです。
マニュアルフォーカスでピントを合わせるときは、イルミネーションが一番きれいに見える距離で調整しましょう。また、明るい部分にピントを合わせることで、全体的にシャープな写真に仕上げることができます。
4. ホワイトバランスを調整しよう
イルミネーションの光は非常に多彩で、暖色系の光が多いことがあります。そのため、ホワイトバランスを調整することで、より自然で美しい色味を再現できます。
特に「白熱灯」や「電球色」の設定を使うと、温かみのある雰囲気が出せます。もし青白くなってしまう場合は、「昼光」や「蛍光灯」の設定を試してみましょう。また、カメラのホワイトバランスをカスタマイズして、自分好みの色味を作ることもできます。
5. クロスフィルターやソフトフィルターを使おう
イルミネーションの撮影には、フィルターを使うとより美しい効果が得られます。特に、クロスフィルターやソフトフィルターは、イルミネーションの光を幻想的に変化させるための強力なツールです。
クロスフィルター
クロスフィルターは、イルミネーションの光源を放射状に拡大し、星形の光跡を作り出すフィルターです。これを使用すると、街のイルミネーションがまるで輝く星のように見え、写真全体に華やかな印象を与えます。
使い方は簡単で、クロスフィルターをレンズに取り付けるだけで、イルミネーションの光が鮮やかに変化します。特に夜景やイルミネーションの撮影にはぴったりです。
ソフトフィルター
ソフトフィルターは、画像全体を柔らかくぼかし、幻想的で夢のような雰囲気を作り出します。イルミネーションの写真に使うと、光がふんわりと広がり、優しい印象を与えます。
特にポートレート撮影や夜景のイルミネーション撮影で効果的です。少し柔らかさを加えたい時に活用すると、まるで絵画のような美しい仕上がりになります。
フィルターあり
フィルターなし
6. イルミネーションの美しいボケ味を活かす
イルミネーションの中でも、特に「ボケ」を活かした写真は幻想的で美しいです。ミラーレスカメラの大きなセンサーと明るいレンズを活用して、ボケ味を作りましょう。
絞りを開放(F1.8やF2.8)にすると、背景のイルミネーションが丸ボケになり、写真全体が柔らかく、幻想的な印象になります。例えば、イルミネーションの光を背景にして、前景に人物やオブジェクトを配置することで、ボケを活かしたアートのような写真が撮れます。
7. 撮影後に色補正を加えてさらに美しい仕上がりに
撮影が終わった後は、画像編集ソフト(例えばAdobe LightroomやPhotoshop)で色補正や明るさ調整を行うと、イルミネーションの美しさをさらに引き立てることができます。
特に「シャドウ」や「ハイライト」を調整することで、暗い部分のディテールを出したり、明るい部分の光を調整したりすることができます。少し手を加えるだけで、プロフェッショナルな仕上がりに近づきますよ!
まとめ
ミラーレスカメラを使ったイルミネーションの撮影は、ちょっとした設定の工夫で素晴らしい写真が撮れます。シャッタースピードや絞り、ISO感度をうまく調整して、幻想的なイルミネーションを美しく残しましょう。
また、クロスフィルターやソフトフィルターを使うことで、イルミネーションの光がさらに美しく、幻想的な印象を与えることができます。これらのテクニックを活かして、素敵な写真を撮って、思い出を残してくださいね!